国民年金の支払いは口座振替にしているという方が多いかもしれませんが、実はクレジットカードで支払うことも可能なことをご存知でしょうか。
自分の口座から引き落とされるという意味ではどちらの払込方法でも同じに思えますが、はたしてどちらがお得なのでしょうか。
クレジットカードでの納付
国民年金をクレジットカードで1年分まとめて納付すると、3250円の割引が適用されます。
さらにクレジットカード決済で納付すると、納付額に応じたポイントが付与されます。
そのため、ポイント還元が受けられる分お得ということができます。
1年分の国民年金は18万3000円(平成26年度)、ここから割引分を引くと17万9750円が納付額になります。
還元率を0.5%として計算すると、約900円分のポイント還元が受けられる計算です。
最高の還元率2%を誇るリクルートカードなら、なんと3600円分もお得に!
ポイント還元率はカードによって違いますから、少しでも高いカードで納付することでより大きくポイントを貯めることができます。
口座振替での納付
口座振替で1年分の国民年金を前納すると、3840円の割引が適用されます。
クレジットカードでの納付は現金で納付するのと同じ割引額が適用されるため、単純に割引額だけ見れば口座振替のほうが590円多く割引されるのでお得に感じます。
しかし、クレジットカードでの納付は割引が適用される上に納付額に対するポイント還元もあり、ダブルでお得になります。
貯めたポイントは他のマイルや楽天ポイント、携帯会社のポイントなどに移行できるほか、旅行券や商品券などの商品に交換できることも考えると、クレジットカードのほうがお得感があるといえます。
クレジットカードで納付するメリット
クレジットカードで国民年金を支払うことで得られるメリットは、ポイントが貯まることばかりではありません。
毎月発生する支払いをカードで決済することでクレジットカードの利用履歴となり、信用を積み上げることができます。
信用度が高まれば、なんらかの都合で利用限度額をアップしたい場合にも審査に通りやすくなるといった利点もあります。
ただし、アメリカン・エキスプレス・カードは国民年金の支払いに対応していないので注意が必要です。
※三菱UFJニコスやクレディセゾンから発行されるアメックスの提携カードは利用可能です。