クレジットカードには、プラチナカード、ブラックカードといったワンランク上のカードがあります。
ゴールドカードならまだしも、プラチナ以上となると富裕層だけのステータスだと思う人も多いのでは?
そんなプラチナカード、ブラックカードの入会方法や条件はどうなっているのでしょうか。
名前の由来は?
プラチナカードは、ゴールドカードを上回る価値と希少性のある「プラチナ」をイメージして名付けられました。
その由来の通り、プラチナカードはゴールドカードよりも年会費が高い分、上質なサービスが用意されています。
一方、ブラックカードは、ブラックカードのパイオニアともいえる「アメリカン・エキスプレス社」の「センチュリオンカード」というクレジットカードが黒かったことが、その名の由来のようです。
「ブラック」というと一般的にはあまり良いイメージがありませんが、ブラックカードはクレジットカードの中でも最高クラスのステータスで、かなりの支払い能力が認められないと持つことができません。
入会方法は?
年会費は高いですが、その分サービスの満足度も高いプラチナカード、ブラックカードは、ゴールド以下のカードとは入会方法も若干異なります。
プラチナカードの入会方法は、2通りあります。
1つ目は、ゴールド会員と入会し、カード会社からプラチナカード会員の招待状を受け取るケースです。
この場合、ゴールド会員として契約通りの支払いをしっかりと全うすることと、一定以上の利用額があることも条件となります。
そのため、入会してから招待状をもらえるまでに数年かかることもあります。
2つ目は、新規でプラチナカードに申込むケースです。
こちらの方法は、そのカード会社で信頼を積み上げる過程がない分、1つ目の方法よりも審査のハードルが高くなります。
とはいえ、カード会社の定める条件に該当し、過去に延滞などのトラブルも起こしていなければ、難しいというほどではないでしょう。
ではブラックカードはどうかというと、自分から入会の申込みをすることはできません。
というのも、ブラックカードはカード会社からの完全招待制となっています。
詳細な基準は明かされていませんが、年収や過去の利用状況など、かなりレベルが高い会員でないと招待されることがないといわれています。
入会条件は?
プラチナカード、ブラックカードの入会条件は、入会方法とかぶる部分もありますが次のようになっています。
まず、プラチナカードの招待状を受け取るには、支払い状況に問題がないことはもちろん、利用額が多いことも条件と言われています。
次にブラックカードですが、こちらは先にも述べた通り詳細な条件は不明です。
しかし、やはり利用実績が大きく関係するのは間違いありません。
問題なく支払いがなされていることは当然として、相応の額を利用していないと、まず招待状が届くことはないでしょう。
その理由のひとつに、ブラックカードの年会費は他の群を抜いているということがあります。
たとえば、「World MasterCard」のプロパーカードにあたる「SBI World Card」は15万円、「Visa Infiniteカード」は12万円、シティバンクの「ダイナースクラブ プレミアムカード」は13万円、ブラックカードの先駆け「アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード」は35万円もの年会費が必要です。
これだけの年会費を支払える会員ということですから、かなりの収入を得ている人でなければ入会資格がないといえるでしょう。