クレジットカードの審査基準を私たちが知る術はありません。
もし審査に通らなかったとしても、どこに問題があるのかということをカード会社が教えてくれることはないからです。
しかし、審査に落ちる理由として考えられることはいくつかあります。
これを知っているのと知らないのとでは、大きな違いになるかもしれません。
過去の延滞情報
クレジット審査に落ちる原因のひとつは、過去に契約したクレジット契約での支払い状況に問題がある場合です。
ブラックリストに載るレベルまではいかなくてもクレジット払いで延滞をした履歴は残り、他のカード会社にも知られる仕組みになっているため、度々延滞をしているような人は敬遠される可能性があります。
審査基準をクリアできない
もうひとつのケースは、審査基準を満たしていない場合です。
クレジットカードの新規契約では、いくつかの項目で審査が行われます。
勤務先や勤続年数、正社員か非常勤か、自宅の居住年数など、支払いに直接関係する収入状況以外にもさまざまな要素をチェックされ、総合的に契約の可否が判断されます。
審査項目のうち、ひとつが若干基準に満たない程度であれば利用限度額を低く設定する形で契約できるケースもありますが、クリアできない項目がいくつもあると契約不可となります。
審査に通らなかった場合の対処法
クレジットカードの審査で不可となった場合、担当者にその理由を聞いても教えてはもらえません。
しかし、自分の状況をよく考えてみると、何かしら思いあたることがあるものです。
たとえば、クレジットカードを持つには定期的な収入があることが絶対条件です。
正社員でなくても契約できるカードはありますので、仕事面で問題がある場合は、定職に就いてある程度の期間働くことで問題をクリアできます。
また、カードを何枚も持っていると審査で不利になることがあります。
使っていないカードは返して解約するのがベストですが、持っておきたい場合は利用限度額を下げることで大丈夫になるケースもあります。
一番厄介なのは、過去の支払い状況の悪さが原因で審査に通らない場合です。
ブラックリストに載るレベルにまで達していれば借入れは数年間諦めざるを得ませんが、そこまでの状況でなければ、返済をして借入額を減らすことで契約できる可能性があります。